少し前の記事ですが、デジタルARENAに斎藤純氏の『親指シフト〜WindowsXPへの旅<2>』という記事がありました。
パソコンを買い換えるにあたって、以下の2点を条件とした。
- 旧パソコンの液晶ディスプレイを使う。
- 旧パソコンの親指シフト専用キーボードを使う。
(中略)
ぼくは1980年代の半ばに富士通のワープロを使いはじめた。当時、ワープロ検定で上位入賞者が使っていたのが富士通の親指シフトというワープロだった。
日本語入力に関して、これは現在でも最も優秀なキーボードだと言っていいだろう。これに慣れているので、ぼくはJISキーボードが使えない。
JISキーボードを親指シフト化するソフトもあるのだが、やはり専用キーボードの操作性にはかなわない。専用キーボードを使うことは必須条件だった(これがぼくのパソコンライフのネックになっているのだが)。
(引用にあたりHTMLに手を加えています)
私の知り合いの作家さんで、やはり親指シフトを必須とする方が居ました。その作家さんは別にワープロでもPCでも書く事が出来れば何でも良いと言っていたのですが、流石にワープロがブッ壊れてきてしまい、仕方なくPCを購入したとの事でした。勿論、親指シフトのキーボード込みです。
私の経験では、親指シフトを好む方々というのは、やはりモノ書きの方が多い様に見受けられます。日本語で書く際に煩わしい事があるとイヤというタイプでしょうか。そういう事から考えると、親指シフトというのは日本語入力の装置としては優れているのでしょう。未だに求める声が多く、また富士通のWEB MARTでも取り扱っているという事からも明らかではないかと思います。っていうか、モノによってはノートPCまで親指シフトに出来るみたいですね。いやこれは驚いた。ホントに親指シフトは居場所を確立しているのですね。
最初は富士通の囲い込みかとも思いましたが、それにしたって不便なものが生き残れる時代でもないでしょうし、それだけ熱心なユーザーが居るという事でしょう。
今度、件の作家さんと親指シフトについて語り合ってみたいと思いました。