さくらにVim

じつは、さくらインターネットのサーバを借りてるんですよ。さくらのレンタルサーバ スタンダードというやつです。

このレンタルサーバ、sshでログインできるんですね。何をするでもなくログインしては適当なコマンド打ち込んで遊んでいたのですが、なんとこのサーバ、Vimが入っていないのです(viはある)。

普段もそんなに深くVimってる訳でもないのでviでもまぁいいかと思っていたら、日本語が表示されないのですよコレが。まぁ、日本語(というかマルチバイト文字?)の入力はできるみたいなんですが、入力が確定したとたんに文字参照(?)だかなんだかに置き換わってしまうのですね。

で、まぁ、悪くはないですけど遊ぶのにはちょっと物足りないので、Vim 7.2をインストールしてみた次第です。へぇ、さくらインターネットってそんな事もできるんだ。

尚、今回インストールにあたって、以下のサイトの記述を参考にしました。有益な情報を公開して下さり、ありがとうございました。

先ずはsshでログインして、ホームディレクトリにコマンドを格納する為のlocalディレクトリを作ります。

$ mkdir local

次はダウンロードですね。参考サイトの記述をもとに、以下のようにしてダウンロードしてみました。

$ wget ftp://ftp.vim.org/pub/vim/unix/vim-7.2.tar.bz2
$ wget ftp://ftp.vim.org/pub/vim/extra/vim-7.2-extra.tar.gz
$ wget ftp://ftp.vim.org/pub/vim/extra/vim-7.2-lang.tar.gz

これで3つのファイルをダウンロードできましたので、ひとまず展開します。

$ tar jxf vim-7.2.tar.bz2
$ tar zxf vim-7.2-extra.tar.gz
$ tar zxf vim-7.2-lang.tar.gz

これで、vim72というディレクトリができる筈です。そしたら更にパッチをダウンロードしましょう。
パッチの数を確認してみたら243番までのパッチがあったので、それらをパッチ用のディレクトリにダウンロードします。

$ mkdir patches
$ cd patches/
$ curl -O 'ftp://ftp.vim.org/pub/vim/patches/7.2/7.2.[001-243]'

で、ダウンロードが終わったら、パッチをあてます。

$ cd ../
$ cat patches/7.2.* | patch -p0

ぐわぁっと何かが表示されますがハナから読む気はありません。取り敢えずコイツらが黙るまで待って、それからconfigureです。

$ ./configure --enable-multibyte --enable-xim --enable-fontset --with-features=big --prefix=$HOME/local

–enable-multibyteを指定しないとマルチバイト文字が表示されないみたいです(–enable-multibyteを指定し忘れてインストールしてしまい、ガッカリしながら再インストールしたのはここだけの秘密)。また、–prefix=$HOME/localでインストール先を指定していますね。
–with-features=bigは、なにやら実験的な機能が使えるっぽいです。–enable-ximと–enable-fontsetは、よく解りませんでした。fontsetは必要かもしれませんが、ximってX用っぽいから無くても良かったのかもしれません。先人達が指定していたので何も考えずに入れてしまったというのが本当のところ。

さて、configureが終われば、make、make installですね。

$ make
$ make install

あ、今回作成したlocalディレクトリにPATHを通すの忘れないで下さいね。
私は.bashrcに書き込みました。こんな感じ。

PATH=/usr/local/bin:$PATH
export PATH

さて、これで遊ぶ環境は整った訳です。問題は、何をして遊ぶか、なのですが・・・。