またまたEmacsの話題です。
先日、Emacs 24.1を触ってみて「いいじゃな〜い!」ってな感じだったので、折角だからinline-patchを当てたEmacsにしてCocoa Emacsライフを満喫してみようじゃないか、ということです。
お世話になったのはEmacs24 のインストールと新機能 : 紹介マニアというページ。いやホント、この通りにやれば良いです。で、ま、私が躓いたところをちょこっとだけ書きますね。
※2012-08-31 追記
上記紹介マニアさんの記事で、MacPortsやHomebrewでサクッとインストールする方法も紹介されています。
MacPorts : sudo port install emacs-app +patches
Homebrew : brew install emacs --cocoa
Mac OS Xのバージョンは10.7.4。Xcodeは既にインストールされている前提で進めますね。あ、あと、homebrewも入っています。
まず、上記参考ページの通りにEmacsのソースコードとinline-patchをダウンロードします。
% EMACS_VER=24.1
% curl -O http://ftp.gnu.org/pub/gnu/emacs/emacs-${EMACS_VER}.tar.gz
% svn co http://svn.sourceforge.jp/svnroot/macemacsjp/inline_patch/trunk inline_patch
まぁ、まんまです。今回はEmacs 24.1決め打ちだから変数を使わなくてもいいのかもしれませんが、なんとなく言う通りにやりました。
で、圧縮ファイルを展開してpatchを当てます。
% tar xvfz emacs-${EMACS_VER}.tar.gz
% cd emacs-${EMACS_VER}
% patch -p0 < ../inline_patch/emacs-inline.patch
はい、やっぱり、そのまんまです。
で、configureします。
% ./configure --with-ns --without-x
ここでエラーとなりました。
エラーメッセージを読むと、autoconfなるツールのバージョンが古いぞということです。何事かと思ってGoogle先生にお伺いすると、autoconfとautomakeの二つが必要らしいという事が解りました。
まぁ、要は新しいヤツが入っていればいいという事だろう、ということでhomebrewでサクッとインストールしちゃいました。
% brew install autoconf
% brew install automake
そして、/usr/local/binにシンボリックリンクを作成。
% brew ln autoconf
% brew ln automake
これでいけるはずなので、もう一度configure。
% ./configure --with-ns --without-x
おお、通った通った!
じゃ、makeしてinstallです。
% make bootstrap
% make install
これで、nextstep/Emacs.appがビルドされました。早速/Applicationsディレクトリへ放り込んで(放り込まなくてもいいのですが)起動してみれば、紛う事無きEmacsが起動しました。
それでは最後に、.emacs.d/init.elにdefault-input-methodの設定をします。
(setq default-input-method "MacOSX")
これで、Emacs上でも『かな』キーの入力でEmacsのIMが有効化、『英数』キーの入力でIMが無効化するようになりました。
いやぁ、思ったより楽チンでした。開発者の皆様方並びに情報を記述してくださいました皆様方、本当にありがとうございます。おかげさまで私のようなボンクラでも快適にEmacsが利用できます。
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